ストレスについて知ろう |
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◇◆◇ ストレスとは? ◇◆◇
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・ストレスと聞くと、諸悪の根源のようなイメージがありますが、私たちが毎日を生き生きと、そして元気に生活していくために必要なストレスもあるのです。
・例えば、将来の夢に向かって努力すること。努力には、労力も忍耐も必要ですが、目標や夢や希望を持つことで、人は前向きになり元気を得ることができます。
いわゆる、【良いストレス】です。人生を充実したものにするためには、必要なストレスなのです。
・いっぽう、一般的に悪いイメージとして言われているストレスが【悪いストレス】ということになります。
嫌な事や、苦手な事、不安・怒り・・・これらは時として、私たちの気力を奪い、元気をなくし、後ろ向きな気持ちにさせてしまうことがあります。
できれば、こうした【悪いストレス】は無い方が良いのでしょうが、なかなかそういうわけにもいきません。
・悪いストレスは、ため込みすぎるとうつ病、摂食障害など、心の病気として現れることもあります。
悪いストレスをため込み過ぎて溢れてしまう前に、上手にストレスを発散しましょう。そして適度な良いストレスを持ち続ける努力も忘れずに・・・
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◇◆◇ ストレスに強い人・弱い人 ◇◆◇
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・ストレスに強い人と弱い人との違いは、ズバリ、物事のとらえ方の違いだと私は考えています。
・例えば、仕事。営業で成約件数のノルマを課せられたとします。
その時、『よ〜し!頑張ってノルマを達成するぞ!』となる人と、『えぇ〜。困ったな〜。無理だよなぁ〜。達成できなかったらまずいよなぁ〜。』となる人。
・例えば、育児。子供の夜泣きがひどく、昼も夜も眠れない。近所の目も気になるし・・・。
そんな時、『夜泣きなんて今だけよ!そのうち治まるんだし、とことん付き合おう!これを言い訳にして家事もサボっちゃえ〜。昼寝もしちゃえ〜。』と開き直れる人。
『なんで私ばかりがこんな目に・・・。辛いよ〜。こんなこといつまで続くんだろう。家事もせずに昼寝なんてしたら、だんなに叱られるし・・・』となってしまう人。
・つまり、物事のとらえ方を変えれば、ストレスもストレスではなくなる。あるいは、悪いストレスも良いストレスに変えられるんですね。
と言っても、そんなに簡単にはいかないと思います。
その人の持って生まれた性質・性格によるものは、そう簡単には変えられませんし、周囲の人の理解・家庭の環境・事情・・・ストレスとはあらゆるものに影響されるものですから。
・あるいは、同じ人でも、その日、その時の心境によって、悪いストレスとして受け取ってしまうときもあれば良いストレスとして受け取れるときもある・・・。
・なかには『ストレスをためないように努力しなくちゃ!物事のとらえ方を変えられるように頑張らなくちゃ!』・・・と、これ自体がストレスになってしまう人もいるでしょう。
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◇◆◇ 自分の個性と向き合い、上手にストレスと付き合う ◇◆◇
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・だから、自分はストレスに強いか、弱いかはさほど重要な問題としてとらえる必要はない!と思うのです。
誰にだって「得手・不得手」、「長所・短所」があるように、「ストレスに強い・弱い」も個性なのです。
・自分の個性は個性として受け止めましょう。
そして、自分の個性とうまく付き合っていく方法を見つけるのです。
・悪いストレスをため込みやすい人は、それはもう仕方のない事ととらえ、ため込んでしまったストレスを発散する努力をしてみましょう。
その方がずっと簡単で、気持ちの良いことです。
・良いストレスが足りていないと感じるひとは、自分で自分に小さな努力目標を課してみましょう。
簡単にできること、あっという間に達成できる目標でも良いと思いますよ。
・基本は「自分を否定しないこと」です。自分の個性を肯定した上で、自分の個性と上手に付き合える方法を、ゆっくりあせらず探しましょう。
・『悪いストレスを遠ざけること』『悪いストレスを良いストレスに変えること』これも大切なことではありますが、心掛け程度に考えていれば良いことだと私は思います。
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